ライフステージで働き方は変わる|子どもの成長をきっかけにパートからフルタイムへ
子育てをしながら働いていると、子どもの成長とともに生活は少しずつ変わっていきます。
子どもが小さい頃は、仕事を選ぶときに「仕事内容」よりも「勤務条件」を優先していた方も多いのではないでしょうか。
「子どもが帰ってくる時間までに帰りたい」
「学校行事に対応できるよう、週3~4日で働きたい」
「何かあったときにすぐ帰れるよう、自宅の近くで働きたい」
その時期には、その働き方が自分や家族に合っています。
ところが、子どもが成長すると状況が変わります。
部活動や友達との予定が増え、帰宅時間が遅くなる。
送迎する機会も減る。
親が付き添わなくても、自分でできることが増えていく。
すると、あるとき、
「今なら、もう少し働けるかもしれない」
と思うことがあります。
ライフステージが変われば、働ける時間も変わります。
そして、働ける時間が変わることで、仕事を選ぶ基準そのものが変わることもあります。

子どもが小さい頃は「仕事内容」より「条件」が大切だった
ある女性は、子どもが小さい頃から短時間のパートで働いていました。
仕事を探すときに最初に確認するのは、仕事内容ではありません。
まずは勤務時間。
次に勤務日数。
そして勤務地。
15時頃までに終われるか。
週3~4日程度で働けるか。
自宅から無理なく通えるか。
もちろん仕事内容も気になります。
しかし、それ以上に家庭と両立できる条件が重要でした。
学校から帰ってくる時間。
習い事の送迎。
学校行事。
長期休暇。
突然の体調不良。
子育て中は、自分の希望だけで働く時間を決められないこともあります。
だから、
「何の仕事をするか」よりも「どのように働けるか」を優先する。
それは、そのときのライフステージに合った仕事の選び方でした。
子どもの成長で「フルタイム」も選択肢になった
それから数年。
子どもが成長すると、生活も変わってきました。
以前は学校から帰ってくる時間を気にしていたのに、今では部活動などで子どもの方が遅く帰宅する日もあります。
習い事の送迎も減りました。
ある日、パートから帰宅すると、家にはまだ誰もいません。
そこで、ふと思います。
「私、もう少し働けるんじゃない?」
今まで当たり前だった「15時まで」という条件。
でも、今の生活では必ずしも必要ではありません。
そこで、これまでパートだけで探していた求人に「フルタイム」という選択肢を加えてみました。
パートからフルタイムになると、仕事の選び方も変わった
フルタイムの求人を見るようになると、今までとは違う仕事が目に入るようになりました。
勤務時間は長くなります。
一日の中で仕事に使う時間も増えます。
そこで、仕事に対する考え方にも少し変化が生まれました。
「せっかく一日の多くの時間を仕事に使うなら、仕事内容もちゃんと考えたい」
短時間パートで働いていた頃は、家庭との両立が最優先でした。
しかし、働ける時間が増えたことで、
「何ができるだろう」
「どんな仕事なら長く続けられるだろう」
「これまでの経験を活かせる仕事はないだろうか」
と、仕事内容について改めて考えるようになったのです。
ライフステージが変わると、過去の経験にも目が向く
改めて仕事について考えてみると、これまでのキャリアにも目が向きます。
今のパート。
その前の仕事。
さらにその前にしていた仕事。
この女性の場合、20代の頃に金融機関で働いた経験がありました。
窓口や事務を担当し、数字や書類を確認しながら、大切なお金や情報を扱っていました。
ずいぶん昔の経験です。
子育てをしながら別の仕事をしているうちに、本人にとっても「昔の仕事」になっていました。
ところが、フルタイムで働くことを考え始めたことで、
「せっかくなら、これまでの経験を活かして働きたい」
という気持ちが出てきました。
仕事から離れていた期間があったとしても、それまで積み重ねてきた経験がすべてなくなるわけではありません。
新しい仕事をゼロから探すだけでなく、過去の経験を今の働き方に活かすことも選択肢になります。
パートからフルタイムは「ステップアップ」とは限らない
「パートからフルタイムへ」と聞くと、キャリアアップやステップアップという印象を持つかもしれません。
しかし、必ずしもそう考える必要はありません。
フルタイムの方が上で、パートの方が下ということではないからです。
子どもが小さいときには、短時間パートが生活に合っていた。
子どもが成長した今は、フルタイムという働き方も選べるようになった。
つまり、
ライフステージが変わったから、働き方を選び直した。
ということです。
反対に、フルタイムで働いていた人が、出産や子育て、家族の事情などによって短時間勤務を選ぶこともあります。
そして生活が変われば、再び勤務時間を増やすこともできます。
働き方は、一度決めたら変えてはいけないものではありません。
ライフステージによって仕事に求める条件は変わる
20代の頃。
結婚した頃。
子どもが生まれた頃。
子どもが小学生だった頃。
そして、子どもが少しずつ手を離れていく頃。
生活が変われば、仕事に求めるものも変わります。
以前は、
「15時まで働けること」
が最も重要だったかもしれません。
それが、
「経験を活かせる仕事」
「もう少し収入を増やせる仕事」
「長く続けられる仕事」
へ変わることもあります。
大切なのは、以前決めた仕事の条件を、そのままずっと持ち続ける必要はないということです。
今の自分に合った働き方を考えてみる
子育て中は毎日の生活に追われ、自分の働き方について改めて考える機会が少ないこともあります。
だからこそ、ライフステージが変わったと感じたときには、一度仕事の条件を見直してみるのも一つの方法です。
例えば、
- 今は何時まで働けるのか
- 週に何日働きたいのか
- 通勤時間はどのくらいまで可能なのか
- パートとフルタイムのどちらが生活に合っているのか
- 収入をどのくらい増やしたいのか
- これまでの経験やスキルを活かせないか
- これからどんな仕事をしていきたいのか
以前とは違う答えが出てくるかもしれません。
求人を探すときも、
「何の仕事をするか」
だけではなく、
「今の自分なら、どんな働き方ができるだろう」
から考えてみると、これまで検索していなかった仕事が選択肢に入ってくることがあります。
まとめ|ライフステージに合わせて働き方は何度でも選び直せる
ライフステージが変われば、生活に使う時間も変わります。
そして、働ける時間が変われば、仕事を選ぶ基準も変わることがあります。
子どもが小さい頃は、家庭との両立を最優先して短時間パートを選ぶ。
子どもが成長したら、勤務時間を増やしてみる。
フルタイムを選ぶ。
これまでの経験を活かせる仕事を探してみる。
もちろん、そのままの働き方を続けることも一つの選択です。
大切なのは、
「今までこう働いてきたから、これからも同じ」
と決めてしまわないこと。
ライフステージの変化は、働き方だけではなく、自分が仕事に何を求めているのかを見直すタイミングにもなります。
今の自分に合った働き方を、何度でも選び直していいのではないでしょうか。
しゅふのミカタからの所感
家庭を優先して、勤務時間や勤務地を中心に仕事を選ぶ時期があります。
それは「キャリアを諦めた」ということではありません。
そのときの暮らしに合った働き方を選んでいるだけです。
そしてライフステージが変わり、少し時間に余裕ができたときには、
「これまでどんな仕事をしてきたんだろう」
「これから、どんな仕事をしたいんだろう」
と、仕事そのものに改めて向き合う時期が来ることもあります。
働き方を変えることは、勤務時間を変えることだけではありません。仕事を選ぶ基準そのものを、今の自分に合わせて選び直すこと。
それも、ライフステージに合わせて働くということだと、しゅふのミカタは考えています。
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